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タミフル問題のまとめ

タミフル問題を特集してきましたが、ここらでまとめておきます。

タミフルといえば、今や知らない人はいないでしょう。言わずと知れたインフルエンザの治療薬として、そしてその副作用が問題視されて話題に上りっぱなしの薬です。スイスの製薬会社「ロシュ(Roche)」が製造する経口型抗インフルエンザウイルス剤で、日本では中外製薬から発売(病院の処方箋が必要)されています。インフルエンザは、流行性感冒とも呼ばれるように「感冒」つまり「かぜ」の一種です。つまりインフルエンザも風邪も、暖かくして安静にしていれば自然に治まることがほとんどです。解熱剤で一時的に熱が下がると元気になり、子供ならはしゃぎ回ったり、大人では無理して仕事するなどすると体力を消耗してしまうので、治りが遅くなります。タミフルがインフルエンザの特効薬かといえば、決してそうではありません。インフルエンザに伴う症状を少し抑えられる程度です(インフルエンザの症状が消えるのが平均1日早くなる程度で、非ステロイド抗炎症剤を解熱剤として使うとその効果も帳消しになってしまうことがほとんどなのです)。日本の臨床試験ではA香港型(H3N2)・B型のインフルエンザにタミフルは全く効かず、インフルエンザの症状も抑えることが出来なかったと言われています。また、服用によって嘔吐や頭痛を起こす人も多く、糖尿病の悪化や発病もタミフル服用者に多発しました。耐性ウイルスも3歳未満の幼児では30%に出現しました。学会での報告をきかっけにマスメディアで報道されてから、NPO医薬ビジランスセンター(薬のチェックをしているところ)には、様々なタミフルの副作用と思しき声が寄せられました。

タミフルを服用した事で急な発熱をあたかも解熱したように思いがちですが、インフルエンザが治ったわけではなく、実はタミフルが脳に働きかけ、体温を下げただけなのです。ウイルスは体内にまだいます。タミフルを服用後、34度台とか32度台にまでなってしまった症例があります。その他副作用に上げられているのは、幻覚・鼻血・蕁麻疹・めまいなどです。また、異常行動は特に問題視され、メディアでも大きく報道されています。急にわけのわからないことを言ったり、行動したりする状態をせん妄と言います。行動だけに注目すると「異常行動」となるわけです。異常行動の結果自殺してしまう可能性も否定はできません。幻覚は、あるはずのないものが明瞭に見えることをいいます。ものがゆがんでみえたり、無地のものが縞模様に見えたり、大きくなったり小さくなったりもします。幻聴もあり、具体的な声や、音がガンガンと響く、とくにまわりが静かになると、耳の中で音がうるさく鳴ることもあります。知覚の異常もあり、からだのあちこちが痛むという訴えをすることもあります。タミフル服用の副作用とされる幻覚・鼻血・蕁麻疹・めまいなどの因果関係は間違いないとされるいうになりました。学会での報告当日の毎日新聞朝刊で大きく取り上げられ、また多くのマスメディアから注目され、ニュースは日本だけでなく英語(アメリカ、イギリス)、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(香港)、ベトナム語などで報道され世界各国を駆け巡りました。一般にも、タミフル服用によって異常行動が起きることが少なくともかなり浸透し、異常行動の報告も増えました。

タミフルについて、厚生労働省の対応にはちょっと問題があるようです。14歳の中学生が、何も薬を飲まなくても自然に熱が下がって(37度5分)から、念のためにと、タミフルだけを飲みました。そして異常行動を起こしました。異常行動は、熱のせいでも、他の薬剤のせいでもありません。タミフルが原因なのは一目瞭然でした。厚労省が副作用として報告した例も同様です。体温が低下し、急に走り出し、窓から飛び降りようとしたところを母親が抱き留めて死を免れた例です。この例をみて厚生労働省はタミフルと関係がありうると考え、注意喚起をしました。にも関わらず、14歳中学生男子の例は、そばに家族がいなかったので「状況不明」として、タミフルとの因果関係を認めませんでした。後手後手の対応にも見える厚生労働省の対応がタミフルに対する不安を煽っているといっても過言ではないように思えます。季節はずれのインフルエンザ流行はタミフルと大きく関係があると思われます。沖縄県では季節はずれのインフルエンザに罹ってタミフルでまた、中学生が転落死しました。タミフルの害反応を否定あるいは過小評価する情報で安易な処方と服用がされたからなのでしょう(この中学生の場合は、兄に処方されていたタミフルを親が飲ませたのだそうです)。沖縄をはじめ、真夏にインフルエンザの大流行をみたのは、冬にタミフルを使っても完全に体外に追い出しきれなかったインフルエンザウイルスが体に潜んでいたのでしょう。夏に流行したのは、特に冷房が効き過ぎた冷たい環境で鼻やのどの粘膜で繁殖したインフルエンザウイルスが原因になった可能性が極めて高いと思われます。

インフルエンザにかかればほとんど全員にタミフルが処方され、世界の70%〜80%も日本で使っています。2001年以降、約2450万人がタミフルを服用しています。欧米ではタミフルを処方しません。インフルエンザは風邪の一種なので自然と治るからです。海外からは薬に頼りすぎている日本の体質が問題という声もあります。このような状態を続けると、鳥インフルエンザから新型インフルエンザへウイルスが移行する怖れよりも、タミフル耐性の変異ウイルスによる被害の方が現実的であるかもしれません。そうなれば、日本が発信元ということになるでしょう。抗ウイルス剤としては効かないけれども、脳の機能を抑制して、体温低下作用や幻覚、異常行動、呼吸抑制から突然死などが無くなることはないでしょう。2007年1月リレンザという吸入薬がインフルエンザの予防薬として認可されました。効能は自体はタミフルと同じなのですが、生産が間に合っていません。こちらは新薬のため副作用についての情報がないに等しく絶対安心と言うわけには行かないようです。2007年3月21日から10代のタミフル使用は、原則として禁止になりました。厚生労働省は20日、タミフルの輸入販売元の中外製薬に対し、10代の患者については原則として中止するよう、医療機関に警告することを指示したのです。また、厚生労働省は薬品の安全情報の事例を新たに14件発表しました。タミフル服用後の異常行動問題で、輸入販売元の中外製薬が2001年2月にタミフルを販売開始して以降、異常行動を起こした事例は計22件に上ることが21日、厚生労働省のまとめで分かったのです。このうち15件は10代、7件は成年の事例で、同省はこれまで死亡例を除き公表していませんでした。

もし、インフルエンザに罹ったら、タミフルを服用しますか?どうか、よく考えて欲しいのです。タミフルを服用させる、あるいは服用するかどうかを。自然に治まる風邪に、なんらかの重篤な害があるタミフルを使うかどうかを、よくよく考えてほしいのです。タミフルの副作用は注意すれば防ぐことができるという副作用ではありません。どんなに注意をしても防げない副作用があらわれる事が多いです。一方、インフルエンザは自然に治まる「風邪」の一種です。インフルエンザならば暖かくして安静にしていれば自然に治まります。タミフルは、発病後48時間以内に服用しなければ効かないというのですから熱もある一番つらい時に受診することになります。その時間には暖かくして安静にして寝ているほうがよほど早く治るでしょう。薬は使わなくてよいのです。インフルエンザに対して薬を投与するのは日本だけのようです。熱がピークに達すれば寒気はなくなり、体が温かい感じがしてきます。こうなればインフルエンザはもう峠を越し始めているのです。このときに熱を下げるのは「愚の骨頂」「たいへんもったいない」のです。解熱剤で下げるとまだ完全にはやっつけられていないインフルエンザウイルスがまた元気を取り戻し、また寒けとふるえがきて、最初よりも高熱にさえなりかねません。すこし退屈でしょうけどひたすら寝ていましょう。眠れなくても目をつぶって横になっていましょう。薬は使わなくてよいのです。そういう世界的常識に従っていれば、インフルエンザは怖くないのではないでしょうか。

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タミフル、インフルエンザ特効薬であるタミフルの問題を取り上げます。
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この記事のカテゴリーは「花粉症予防と対策」です。2008年02月14日に更新しました。

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